２００６年１１月９日に水星の日面通過という現象を見ることが出来ました。
水星は太陽に一番近い惑星です。地球よりも太陽に近い軌道を公転していますから時々太陽の前を通ることがあります。その時には水星が黒い点となって太陽の表面を移動して行く様子を見ることが出来ます。写真は太陽をバックに水星が移動していく様子が分かるように３枚の組み写真にしました。望遠鏡で見たそのままで、方位などはあわせてありません。この写真では水星は右から左に動いていったことがわかります。天体望遠鏡は像が逆立ちして見えるので、実際には左から右に動いたことになります。
望遠鏡：国際光器製 32cmドブソニアン カメラ：CASIO QV-2300UX F2.8 f=6.4mm
フィルター：感光したX線フィルムによる自作フィルターを鏡筒の先に取り付け
手持ちコリメート撮影